エンコースティックと聞いても、なんのことやらと思う方が多いと思います。
日本語だと「焼き付け画」になるのでしょうか。
エンコースティックでいう絵の具のようなものはメディウムといい、
蜜蝋(beeswax)、天然樹脂(ダンマル樹脂)、顔料などでできています。
それを溶かしながら描いていきます。
欧米(特に米国や英国)では、この技法を使っているアーティストはいますが、
油絵やアクリルなど他の技法に比べたら決して多くはありません。
その理由として、材料や道具が高価であったり、技法自体に手間がかかるからだと言われています。
そして日本では材料がなかなか手に入らない為
認知度もかなり低く、アーティスト自体も少数派です。

エンコースティックの歴史は、絵画としては最も古く
起源は古代の文献やわずかな遺品などから推測されるだけでも
2000年以上前のローマ帝国には存在していたと考えられています。
当時の作品はほぼ描かれた当時の状態で保存されており
そのことからもメディウムの耐久性が優れていることがわかります。

エンコースティックを始める多くのアーティストが絵画から辿り着きますが
Connita'では、「蝋(ロウ)」という素材そのものに魅力を感じ
蝋の素材を学び、キャンドル作りや小道具制作の経験のある
米国でエンコースティックを学んだ創業者のもと、それらを活かし取り入れています。
エンコースティックに関しての書物はそのほとんどが国外のものですが
より魅力的なものを制作しお届けしたく、日々様々な角度で研究しています。

色々な要素から造られているConnita'の作品を是非手に取っていただけたら嬉しいです。